応募する際に注意すべきポイントは決まっています。確認せずに応募すると時間の無駄になるので、面倒でも確認してから応募しましょう。
応募先は利益が出ているか?
最も応募する際に重視すべきことは何でしょうか?
それは経営状況です。
倒産してしまっては元も子もないですよね。
職場環境や待遇ももちろん大事です。
しかしそれは経営状況が安定していればこそのことです。
従業員に還元せずに経営陣だけが高い報酬を受け取っているところも当然あります。
その場合は経営状況が良くても従業員にとっては魅力的な職場とは言えません。
応募を見送ればいいのです。
ただ医療機関の経営状況を確認するのは普通の企業と違ってとても難しいと言えます。
情報が公開されていないことが多いからです。
普通の企業であれば株主総会があり、きちんと株主に収支の報告をする必要があるのです。
その時の資料や議事録も公開されています。
その会社の経営状況を調べることはそんなに難しくありません。
それに対して病院やクリニックははっきりと文書化されていない場合も多いです。
公開されている病院はあまりないでしょう。
しかし応募先の病院なりクリニックなりが経営状況が良くないのでしたら、即応募は辞めた方が良いのです。
そこに勤めているのならまだしも、これから転職するところは経営状況で問題があってはいけません。
厚生労働省が公開している病院経営管理指標などで病院の経営状況を調べてみることは不可能ではないですが、かなりハードルが高いと言えそうです。
大手の病院ならば決算書が公開されているかもしれません。
まずはホームページをチェックしてみましょう。
見つかればラッキーです。
経営状況がわかるからです。
細かな分析は不要ですが、営業利益と経常利益くらいは確認しましょう。
売上から経費その他を差し引き、その他の利益を足した最終的な利益が経常利益です。
本業でいくら利益があるかは営業利益を見ればわかります。
営業利益が少ないのに経常利益が多い場合もあります。
その場合は本業以外の利益が多いことが原因として考えられます。
迷ったら営業利益だけを見るでも良いでしょう。
先程も書いたように病院の経営状況を調べるのは難しいです。
その時は実際に病院に行ってどれくらい診察待ちがあるか、つまり混んでいるかを見ることでも把握できます。
いつ行っても空いている病院は儲かっているとは言えないでしょう。
あとは病院の知名度も重要です。
ある程度知名度がある病院であれば、利益が出ていると考えて良いでしょう。
口コミを確認する
口コミの確認はあなたはこまめに行っているのではないでしょうか?
今ではGoogleから【看護師 口コミ】などで検索すれば情報は入手できるのですから。
例えば看護師求人EXは気軽に使えるアプリですよね。
他にも探せば良い口コミサイトは見つけられると思います。
ただ口コミサイトを多く使っても本末転倒なので、2〜3サイトくらいで十分だと思います。
使い方のコツとしては鵜呑みにしないことです。
良い口コミよりも悪い口コミの方が多いのも当然です。
満足していればわざわざ口コミに書き込まないからです。
悪い口コミはその人本人に原因がある場合も多いです。
読んでみればわかると思います。
自分の気持ちが入りすぎている口コミよりも「こんなところが良くない」と客観的に書いている口コミだけを参考にしてください。
転職先への文句を言いたい人も多いのです。
そのような口コミを読んでも参考になりません。
時間の無駄です。
そのような時間は別の求人検索に使った方がずっとマシです。
求人への応募は数ではありません。
「気になった求人は応募しよう」と書かれている転職ノウハウ本が結構存在しますが、効率的とは言えません。
応募する求人は絞って、全力で取り組む方が良い結果となります。
内定が出た後もそんなに迷いなく内定承諾できるでしょう。
結果として良い転職先に決める確率が高くなるのです。
求人の事前調査はこのようにとても重要です。
手を抜かずにしっかりと行いましょう。
もちろんあなた一人では心細い場合は【看護のお仕事】などの転職エージェントを使うことをおすすめします。
転職に関する様々なアドバイスをもらえるからです。
単に求人紹介してもらうだけではもったいないです。
看護師転職エージェントは徹底的に利用しましょう。
多くの求人情報も転職エージェントから入手することが出来ます。
経営状況が良くない医療機関は転職エージェントに求人を依頼することが出来ません。
ハローワークと違い採用の際に転職エージェントに紹介手数料を払う必要があるからです。
つまり転職エージェントから紹介される求人であれば、資金繰りが苦しいということはないはずです。
求人の調査についても多少は手間が省けるのではないでしょうか?