応募書類として履歴書のほかに必要で重要なもの。それは職務経歴書ですね。履歴書と比べると自由に書いて良いだけに何をどう書けば良いのかそもそもわからない方、迷っている方はこの記事を読んでください。思ったほど難しくないことがわかると思います。
書くべきことは実は決まっている
書類選考では履歴書・職務経歴書が必要なところが殆どです。
履歴書作成の基本をそっとお教えします!で書いたように履歴書で書くべき内容は決まっています。
要はミスのないようにすることが履歴書作成のポイントです。
対して職務経歴書はフリーフォーマットです。
何を書いても良いとあなたは思っていませんか?
そうではないんです。
職務経歴書にも実は「型」があります。
採用担当者に受ける職務経歴書の構成は実は決まっているんです。
その構成に従って書けば良く、余計なことは書く必要はありません。
職務経歴書の構成は上図の通りです。
この項目を順番に書けば良いのです。
まず職務経歴書は手書きでなく、パソコンで作成しましょう。
その方が綺麗に見やすく仕上がります。
履歴書の場合は手書きでも良いでしょう。
しかし職務経歴書についてはこの時代に手書きでということはやめましょう。
- コアスキル
- 要約
- 職務概要(1社目)
- 職務詳細(1社目)
- 職務概要(2社目)
- 職務詳細(2社目)
- 3社目以降も同様
それでは一つずつ解説しますね。
コアスキル
コアスキルとはあなたの最大のアピールポイントになります。
いわゆる【自己PR】とは違い客観的なことを書きます。
看護師さんであれば、どこの病院に行っても通用するあなたのスキルがあるでしょう。
それこそがコアスキルであり、採用担当者が最も注目するところです。
コアスキルについては頭を整理して、どの求人についてもアピール出来ることをまずはリストアップしましょう。
その後3行〜5行くらいでまとめます。
他の職種の方に比べると看護師さんの場合はコアスキルで悩むことはないでしょう。
その医療機関だけで通用する仕事は書く必要はありません。
そこさえ間違えなければ大丈夫です。
要約
要約はあなたの今までのキャリアを2行程度でまとめたものです。
コアスキルは未来を見据えて書くのに対して、要約は過去の職歴をまとめたものです。
どちらが良いというわけではないですが、一貫して軸を貫いているスペシャリストとさまざまな職務を経験しているゼネラリストに大きく分かれます。
スペシャリストの方は書きやすいと思います。
ゼネラリストの方は求人によって若干の手直しは必要です。
特に難しく考えることはありません。
求められている人物像、所有スキルを想像して取捨選択すれば良いのです。
経験が豊富であっても需要のない職歴は思い切ってカットしましょう。
需要がある職歴を中心に書けばいい感じになると思いますよ。
職務概要と職務詳細
転職経験がない方は気にする必要はありません。
問題は転職経験のある方です。
職務概要と次に書く職務詳細とは勤務先が変わるごとに書きます。
セットと考えてください。
職務概要
職務概要ではその勤務先でのあなたの実績を書きます。
さらに簡単で良いので資本金や従業員数、売上高のよう医療機関の情報もあると良いです。
役職についていたら、そのことも書きます。
職務概要は職務詳細を読ませるためのリード文です。
詳しい職務経歴は職務詳細を読んでもらわなければいけません。
一つで良いのでアピールできることを書くと良いですよ。
色々書くとかえって内容が薄まってしまいます。
職務詳細
職務詳細は勤務先ごとに時系列であなたの職務経歴を書いたものです。
内容としては以下が網羅されていて、見やすい表形式が良いと思います。
- いつからいつまで
- どの科で
- どんな仕事を行い
- それはどんな立場で
- 実績としての具体例は?
履歴書と参照しやすいように年代は古い順で書きます。
新鮮な方を目立たせる為に逆時系列で書くことを推奨している情報もよく見かけるのですが根拠がありません。
採用担当者経験者の私からしたら、そういう職務経歴書って読みにくいんです。
採用担当者のことを考えて、普通に時系列で書いてください。
勤務先の順番も履歴書の記述に合わせるのが親切な書き方で王道と言えます。
まとめ
今までのことをまとめます。
- 職務経歴書にも決まった「型」がある
- コアスキルに注力して書こう
- 職務詳細まで読んでくれる事はまれなので、要約や職務概要は相手を引きつける内容とする
- 勝負は職務詳細。ここにあなたの実績をきちんと書く
これ以外の項目で自己PRや志望動機などがありますが、内容が客観的とは言えないので履歴書に書くのが良いでしょう。