本記事では職務経歴書とはどういう書類なのかを書きたいと思いますね。
応募書類は履歴書と職務経歴書の二点セットです!
求人案件への応募書類は2つあります。
履歴書作成の基本で書いたように履歴書ともう一つは職務経歴書です。
なぜ職務経歴書を病院などは確認したいのでしょうか?
それは履歴書だけではあなたの強みや弱みが分からないからです。
職務経歴書はあなたの得意なことを実績などの具体例を上げながら説明するプレゼン資料になります。
なので職務経歴書は面接に呼んでもらえるかの重要な応募書類となります。
履歴書は個人情報を始めとして、あなたがどのような経歴で現在に至るかを示したもので転職歴が一目でわかるのに対して、職務経歴書はあなたが「いつ、どこで、どのようなポジションで、どんな仕事をしていたのか」を詳細に書いたもので今までの実績が一目でわかる。
これが履歴書と職務経歴書との違うところです。
職務経歴書は履歴書と違い、あなたが社会に出て働き出してからの経歴を述べたものということになりますね。
キャリアの棚卸をしよう!
職務経歴書はいきなり書き始めると、コンパクトにまとめることが難しいです。
まずは今まであなたがいつ、どこで、どんな仕事を担当し、どんな立場で、どれくらいの実績を残したのかを整理してください。
思い出せる限り出し尽くしたら、棚卸しシートを作成してください。
フォーマットについては、上記を参考にしてください。
看護師転職エージェントではありませんが、考え方はどの職種でも同じです。
その中から応募先に必要なスキルを抽出して、まとめていくことで、だんだんと効率的に職務経歴書が作成出来るようになります。
職務経歴書はフリーフォーマットです!
履歴書にはJIS規格というフォーマットがあったので、その分書きやすいと思います。
それに対して、職務経歴書はフリーフォーマットです。
分量としては、キャリア次第ですがA4 2~3枚くらいになるかと思います。
採用担当者にあなたのキャリアを知ってもらうことが目的ですので、多くても3枚くらいにまとめましょう。
その際大事なことは最初に書き、採用担当者は全部は読まないという前提で構成を考えましょう。
読み手のことを考えて読みやすいレイアウトを考え、表などを多用することで見やすくすることも大切ですね。
中身だけでなく忘れがちですが見た目も大事なんです。
職務経歴書に盛り込むべき項目
職務経歴書はフリーフォーマットと言いましたが、書くべき項目についてはだいたい決まっています。
以下の4項目を見やすいレイアウトで書けば良いのです。
- コアスキル
- 要約
- 職務概要
- 職務内容
コアスキルはあなたのポータビリティスキルを書きます。
ポータビリティスキルとは、何処へ行っても通じる本当のあなたの強みの部分です。
そのうち、応募先と接点があるスキルについてピックアップして記述するようにすると効果的です。
私を採用しないと損しますよと思わせるのです。
ここが一番重要です。
要約はあなたの職歴を3〜4行程度でまとめたものです。
採用担当者がざっと目を通してわかるように書きましょう。
職務概要、職務詳細については、勤務先ごとに書いていきます。
まずは、どこでいつからいつまで働いたかを書きましょう。
その次の項目は要約でどんな職務にどれくらい携わり、どんな実績を上げたかを記述します。
特記すべきポジションがあれば記述します。
その後に職務内容として、時系列で書いていきます。
見やすいように箇条書きにしましょう。
あなたがどんな立場でどれくらいの人数でその仕事を担当したかを書きます。
実績は出来るだけ、数値で表現出来ることは書いた方が良いです。
職務経歴書は編年体式(時系列)で書こう!
職務経歴書には、3つの書き方があります。
- 時系列
- 逆時系列
- キャリア方式
の3つです。
時系列とはあなたのキャリアを古い順に書く方式です。
あなたがどのようにキャリアアップしていったのかがわかるものです。
逆時系列とは、時系列の逆で新しい順に遡って書く方式です。
直近の業務がわかるのが特徴です。
キャリア方式は、職務内容ごとに書く方式です。
読む方としては、いつという視点がわかりにくいのでおすすめしません。
私としては時系列を文句なしにおすすめします。
職務経歴書を時系列で書く理由は二つあります。
書類審査のときに採用担当者は数秒で判断すると言われています。
履歴書と職務経歴書との時系列での比較がすぐできるため、採用側に良い印象を与えます。
つまり1点目は書類選考で圧倒的に有利であるからです。
2点目は面接でも有利に働くため、つまり内定を獲得しやすいということです。
面接では履歴書と職務経歴書の両方を読みながら、あなたの回答を採用担当者は聞いています。
あなたが時系列で自己紹介すれば、応募書類のどの部分を話しているか採用担当者が一目でわかるので、これまた好印象です。
以上の理由から、時系列で職務経歴書は書きましょう。
直近の職務から遡って書く方法(逆時系列)は、おすすめしません。
インターネットや転職本ではその方法をすすめている間違えた情報が氾濫しています。
もしくは時系列でも逆時系列でもケースバイケースでとか書いてあったりしますが、とんでもない間違いです。
採用担当者をしていた私の経験と転職エージェントへ聞いてみた内容から時系列以外はありえません。
職務経歴書の基本でしたが、いかがでしたか?
- 職務経歴書はフリーフォーマットなので見た目が重要
- 書くべき項目は決まっている
- 履歴書と同じ時系列で書き、採用担当者の印象を良くする